ようこそ 劇場茶会へ
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これまでの歩み
各企画の画像におきましては、その会における
インパクトのあるものの公開を極力控えております。
ご参加いただいた皆様とのみ共有させていただく一期一会。
どうぞ足をお運びいただき、その場の臨場感をお楽しみください。
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劇場茶会とは
「劇場茶会」は「大寄せ茶会」のスタイルをベースに
参加の皆様に、テーマに沿ったストーリーの登場人物になっていただき、
「自分自身に向き合う」という一期一会のひと時を演出するものです。
バーチャルな世界が溢れる現代に、「その場でしか味わえない臨場感」を
楽しんでいただけるひとときの場でございます。
もともとお茶は薬として伝えられ、禅の世界において重宝されました。
中世には「闘茶」という勝負事の対象とされたり
織田信長、豊臣秀吉の時代には、政治的な力を発揮しました。
豊臣秀吉の命により、千利休が作法を統一した後は、
武家の嗜みとして、そしてお稽古として定着しました。
作法を統一する過程で、千利休の生きた時代は
日本の大航海時代呼ばれる安土桃山時代でした。
文物、思想、宗教など、新しいものが海の彼方より伝わり、
堺という当時の国際都市において、
「わび・さび」という室町時代からの流れを踏襲しながら、
異国の要素が様々に取り入れられました。
私は、この統一までの過程に興味があります。
色々な楽しみかたをされてきた「お茶」という世界に
「劇場」というエッセンスを加えてみたいという試み。
「茶道」というと、まず「マナー・作法」がイメージに浮かびます。
「お茶の飲み方がわからない」「恥をかくのは嫌」「敷居が高い」
という認識によってこの世界が閉ざされていることは、とても残念なことです。
自国に受け継がれてきている文化であるにかかわらず、
現代に生きる私たちは「伝統文化」に対して見えない壁を作ってしまい、
自ら遠ざかっているところがあるのではなないでしょうか。
受け継ぐこと、とらわれないことの
二律背反
禅の修行の一環であったお茶の道は、
人の心のあり方を見つめることに
つきるのではないでしょうか。
あらゆるものが共存する中での一座建立。
劇場茶会は新しいお茶会のあり方を模索する
プロジェクトです。
お楽しみいただけましたら、なによりの喜びでございます。
劇場茶会 支配人
藤本 ゆかり