​地獄茶会2013

2013年1月29日

井心亭/三鷹市

「地獄草紙」という中世の絵巻物があります。戦の世が続き、人々の心が荒み、悪事が跋扈した中世に、僧侶が因果応報の恐ろしさを、当時識字率が低かった民衆に、絵で説法する為のものだったと言います。現世の行いにより、送られる地獄は実に様々で、鬼たちの躍動感に比べて、人々がなんと虚弱な描かれていることか。

地獄草紙の鬼たちをモチーフにして制作された「地獄マント」をメインのしつらいにしたもの。

「参加型お茶会」への、記念すべき第一回のお茶会。
 

「地獄草紙」に書かれている地獄は、正法念処経に基づいている。

「受験地獄」「借金地獄」等、現世にも様々な地獄があるが、死後、本当に自分が地獄へ行くと思っている人は、果たしてどのくらいいるだろうか。

地獄の説法の本来の目的は、「死後にどこへ行くか」ではなく、「このようなとこに行かない為に、今をどう生きるか」、である。

とはいえ、参加者の皆様には「地獄」というものを少し味わっていただくための仕掛けがある。舌まで抜かせていただく。その後に、現世で生きていることの安堵感、ありがたさ、、、等々を分かち合うひと時として、お茶席を設けるものである。

時期は、一休禅師の「正月や、冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」という一文に基づき、新年(旧暦含む)に設定したものである。

劇場茶会の演出は「その場の臨場感」を第一に企画しています。

こちらにアップしている写真以外で、当日参加のかたのみお楽しみいただけるしつらいがまだまだございます。
どうぞ、その時、その場に足をお運びください。
​今後ともよろしくお願い申し上げます。