鵲橋茶会
2014年8月2日
スペイン大使館セルバンテス文化センター/新宿区
七夕はもともと機織の上達を願う中国の行事であったが、それが技術を願うものとなり、いつの間にか「織姫と彦星の逢瀬にあやかって願い事をする」という形に変貌した。
「神様、仏様、キリスト様」と、願いを叶えてくれるならどなたでも、という国民気質が日本にはある。果ては、処刑された大悪党でも、いつの間にか病の守護神になっていたり、ご利益の対象となっていたりする、ましてや、恋人の幸せにあやかるなどというものは、一番ロマンチックな部類であろう。
織姫と彦星の話にも色々なバージョンがあり、ウリが出てくるものや、織姫の父親が出てくるもの等色々ある中で、「鵲が橋を作り、織姫と彦星がその橋を渡り、年に1度中央で会う」というものがある。今回はそのストーリーが元となっている。
「当日は白か黒、または青のお召し物で」というドレスコードつきの今回の茶会。。
参加者に鵲になっていただき、その中央を織姫と彦星が渡り、中央で二人点前を、という逢瀬である。
点出しなしの劇場茶会スタイルはこの会からのものである。
* 参加メンバー *
藤本ゆかり(衣装作家)
柿崎あゆみ(女優)
長谷川泰子(陶芸家)
AyAko (表現者)
蘆田暢人(建築家)
大畑周平(美術家)
リアルマッスル泉(俳優)
鈴木ゆみえ(フードコーディネーター)
林裕也(Webデザイナー)
山本亜矢子/もつ(イラストレーター)
野口瑞花
小宅香織(フォトグラファ)
諏訪由紀子
楢木野脩(HiSui TOKYO)
安島久香(HiSui TOKYO)
山本朋子(HiSui TOKYO)