古事記に始まり、古事記に終わった令和元年。 劇場茶会・神めぐりブログ、大晦日の締めは「大嘗宮」を。
天皇一代一度きり神武天皇から数えて126代目となる今上天皇。
御代替わりの儀式のための特別なお宮。
予算ウン億円というにしては簡素すぎるほどの作りで(もちろん素材等へのこだわりはあるのでしょうが)、それだけに古来より伝えられてきた様式であることへの説得力があるようなお宮でした。
神聖なお宮を大切な儀式のたびに作り壊す、この様式は移動民族であった(移動せざるをえなかった)ユダヤ教の名残であるとかなんとか。。。そのような話を思い浮かべながら拝観しました。
奥側から見た大嘗宮全景
大嘗祭での儀式は秘儀であり、我々庶民は知るすべもないのですが、
大嘗祭当日11月14日は、古事記茶会を催させていただいた常陸国総社宮での「大嘗祭当日祭」の末席に加えていただくという、貴重な機会をいただきました。。米、粟を始めとして山のもの、海のものが次々と祭壇に捧げられ、粛々と式が進む様子は非日常で神聖な空間そのものでした。
日々、神様は色々な形で我々の身近にいてくださり、守ってくださっている。
ITがますます席巻するであろう令和の時代に、アニミズムに近いところでの解釈の「神国日本」にはできることがとてもあるのではないかと、そのような気持ちになります。
令和二年もどうか平和な年となりますように。 令和元年十二月三十一日 リポーター:藤本ゆかり
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